目標

育成目標

ものづくりの技術の継承・発展のために、専門的高度技術者を養成すると同時に、日本におけるものづくりの栄光を復権させ、技術革新や産業の活性化に寄与し、科学技術創造立国を担う若手技術者の育成を目指す。特に本事業は、中小企業などに属した若手技術者対象であるため、従来の学生向けの人材育成内容からより実践的な講義内容とし設計・製造・加工・検査・品質管理までのプロセスを網羅し、若手技術者が幅広い知識を習得することを目的とする。
機械工学の基礎科目や、材料学、加工学などの技術に係る基礎知識を中心に習得させる。そして、多様な要素技術の集積である素形材技術の知識および能力の涵養を図る上で必要な製造現場体験を重要視し、演習や実際の工場見学などを行い、製造工程管理の経験や顧客のニーズを的確に捉えるための能力等を養うことを目標とする。

  • 工学全般のものづくりに特化した高度専門技術者を養成すること
  • 理論と実際を知った即戦力となる技術者を養成すること
  • 将来の経営者としての素養を身に付けた技術者を養成すること
  • 技術者養成を通して「世界に通用するものづくり地域」の形成と日本のものづくりの発展継承に貢献すること

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到達目的

  1. 材料化学
    • 物質の系-相-成分のかかわりを理解する。(科学知識の涵養)
    • 状態図の見方、利用の仕方を覚える。(材料の製造・構造の知識の涵養)
    • 熱力学と状態図との関係を理解する。(理解力の高揚)
    • 拡散方程式になじみ、グラフを描き、計算ができる。(計算力の向上)
    • 拡散が関与した変態現象を理解する。(理解力向上)
    • 変態が実用材料にどのように応用されているか理解する。(応用力アップ)
  2. 材料加工学
    • 設計、製作の基礎となる主要な加工方法の原理と活用についての豊富な知識を蓄える。
    • 基本的加工方法とその加工方法を用いた良好な加工技術とはどういうことか、また加工限界、加工における潤滑の問題などを取り扱うことができる知識を習得する。
    • 塑性加工の原理を理解する。
    • 塑性加工に必要な基礎的な塑性力学を学ぶことにより、材料の変形と加工力を解析する能力を身につける。加工に関する的確な判断能力を築き上げる。
    • 加工法選択の指針を自ら導き出せる能力を築き上げる。
  3. 材料強度学
    • 金属材料の変形過程に関する現象や用語を理解し、使用することができる。
    • 転位の諸性質について理解し、材料強度の主要因子や破壊機構、高温強度等について転位論に基づいた評価ができる。
    • 材料の微細組織と転位の運動との関係を理解し材料強化の機構を知るとともに、実用材料への応用例を理解する。
  4. 材料プロセス学
    • 金属の凝固過程を理解し、結晶の生成・成長について説明できる。
    • 組成的過冷と結晶成長との関連を、定量的に説明できる。
    • 溶接・接合技術を理解する。
    • 溶接・接合にともなう組織変化、強度変化を論述できる。
    • 凝固・鋳造、溶接・接合技術と「ものづくり」を工学的に説明できる。
  5. 工学実験
    • 材料工学に携わる者として当然具備していなければならない安全意識と知識を獲得する。
    • 材料工学研究に共通する装置、手法、原理を習得する。
    • 実験を計画、実行し、結果をまとめる能力を向上させる。
    • 実行した内容を他者に伝える能力を向上させる。
    • 金属加工に焦点を当て、ものづくり基盤センターが有する、鋳造から切断、切削、研削、溶接等の一般機械加工装置を最大限に利用して、一連の基礎工学ならびに基本技術を修得させる。
    • 製品の破損解析など商品欠陥の原因を追及する。
  6. 実地見学
    • 他の企業を知り経験を持つことにより、職業観、社会観を養うことを目的とする。
    • 機械系製造業を中心とした地域の関連企業等の協力を仰ぎ、工場見学を実施する。

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定量目標

実施講座数1日4コマ×8日 総コマ数32コマ(1コマ90分)
総時間数48時間
期間8月から10月までの3カ月間 毎週土曜
受講対象者室蘭を中心とした胆振支庁、後志支庁をはじめとした北海道道央地域企業の製造や技術など「ものづくり部門」に従事する若手技術者
ものづくり企業への就職を希望し求職中の者
受講人数最大40名程度

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